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歯ぎしり

歯ぎしりとは

口腔外科
自覚できていない場合もあるので、注意!

歯ぎしりというのは、自覚できているケース、自覚できていないケースがあります。歯ぎしりという言葉を聞くと、歯をギリギリとこすり合せるイメージがあるかもしれません。ですが、歯ぎしりと言っても実はいろんなタイプがあり、音がしない、気付きにくいものもあるのです。

歯ぎしりは、程度次第では問題ないケースもありますが、過剰な歯ぎしりは歯や体に悪影響をもたらすことがあります。

セルフチェックをしてみましょう

歯ぎしり イメージ
もしかして歯ぎしりしていませんか?

歯ぎしりはほとんどの人がやっており、それを自覚している人はほんの1割に過ぎないと言われています。通常歯ぎしりを自覚している場合というのは、自分でギリギリとやっていることに気付く場合か、もしくは身近な人が音を聞いて指摘してくれる場合といったところでしょう。ですが、気が付けていないケースというのも実はたくさんあります。

歯ぎしりをしているかどうかがわかるいくつかのチェックポイントがあります。ぜひ皆さんもチェックしてみましょう。

歯ぎしりのチェックポイント

次のような症状に当てはまるものが多いほど、歯ぎしりをしている可能性があります。

  • 起床時にあごがだるい、重苦しい
  • 詰め物や被せ物、差し歯が頻繁に取れたり壊れたりする
  • 歯の噛む面がすり減って平らになっている
  • 虫歯ではないのに冷たいものでしみる歯がある
  • 歯に違和感がある
  • 歯に細かなヒビがたくさん入っている
  • 頬の内側や舌の側面に歯型のデコボコがついている
  • 頭痛、肩こりが取れない
  • 疲れがなかなか取れない
  • 歯の根元がくさび状に欠けている

歯ぎしりの種類

グラインディング(こすりあわせ)

グラインディング(こすりあわせ) イメージ

一般的に歯ぎしりと知られているタイプのもので、上下の歯を強い力でギリギリとこすり合わせるものです。音がするので自他ともに最も気付きやすい歯ぎしりです。

クレンチング(かみしめ)

クレンチング(かみしめ) イメージ

上下の歯をグーッと食いしばる動作です。音が出ないため気が付きにくく、放置されがちです。

タッピング(カチカチする)

タッピング(カチカチする) イメージ

力が入っていなくても、上下の歯をカチカチと軽くあわせるような動作も歯ぎしりの一種です。

歯ぎしりの悪影響

歯ぎしりは多くの場合、体重、またはそれ以上の力が持続的にかかり続けます。それが続くことにより次のようなことが起こりやすくなります。

歯が異常に咬耗する

歯ぎしりをすると徐々に歯がすり減り、だんだんとエナメル質がなくなって中にある象牙質が露出して、しみたり虫歯にかかりやすくなったりします。

歯に違和感・不快感が出る

歯に集中的に強い力がかかり続けることで、歯を支えている歯根膜がダメージをうけ、違和感や不快感を感じることがあります。

歯周病が進行しやすくなる

歯に異常な力がかかり続けると、歯を支える組織が弱りやすくなり、歯周病が進行しやすくなります。

知覚過敏症状が出る

歯ぎしりによって歯周病が悪化すると、歯茎が下がって知覚過敏症状が起こりやすくなります。また、歯ぎしりで歯に強い力がかかり続けると、歯の根元がくさび形に欠け、そこから冷たいものなどでしみやすくなります。

歯が欠ける・折れる

歯に強い力がかかり続けると、歯が欠けたり割れることがあります。割れ方によっては、歯を抜かなければならなくなることもあります。

詰め物や差し歯が外れやすくなる

集中的に同じ場所に力がかかり続けることで、詰め物や差し歯が脱離しやすくなります。

エラが張って顔が大きくなる

歯ぎしりが日常化すると、噛む筋肉が緊張を繰り返して異常に発達し、エラが張ってくることがあります。

歯ぎしりの原因と対処法

マウスピース イメージ
歯ぎしりの原因にはいくつかありますが、ストレス、噛み合わせの悪さなどが主な原因と考えられています。現在では、特にストレスが大きく関わっているという説が有力で、ストレスを減らせば歯ぎしりも改善する可能性がありますが、ストレスをなくすのはそう簡単ではありません。

また、最近では、歯ぎしりはストレスを発散するために必要なものであり、それを無理にやめさせるのではなく、いかに体に悪影響を与えずに行わせるか、ということが大事だという考え方もあります。

歯ぎしりに対する対処法としてよく行われるのは、睡眠時に装着するナイトガード(マウスピース)です。ナイトガードを装着することにより、無意識に歯にかかる異常な力から歯や顎を守ることができます。保険でお作りすることができますので、歯ぎしりが気になる方はぜひご相談ください。

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